明治神宮の大御心(おおみごころ)

日記

先週、東京ヨガ研修の最終日に、明治神宮へ行った。

一年前に初めて訪れた時、明治神宮のおみくじは、「大吉」や「凶」ではなく、「大御心(おおみごころ)」といって、祭神の明治天皇と昭憲皇太后の御製(和歌)が書かれているものだと知った。人生のヒントとなるような言葉に出合えるかもしれないというのだ。

その時に引いた大御心には、「何よりもまず、心が素直であること。」と書いてあった。

おみくじや占いを信じないタイプだけれど、自分の正直さが時として仇となるのを気にしていたので、心に響いた。気持ちにまっすぐに生きていっていいのかもしれないと思えた。

一年経ち、今度はどんなお言葉をいただけるのだろうか。ヨガウェアを買う目的で明治神宮駅に立ち寄ったはずだったが、途中で神様に呼ばれてしまった。

お参りをして、大御心を読むと、

目に見えぬ神に向かひてはぢざるは 人の心のまことなりけり

誠実であれば、いつでもどこでも、誰に向かっても恥ずかしくない。これほど自信に満ちた力強いものはありません。実社会にあって常に判断を誤らず、正しく進んで行くためには、誠の心が一番大切です。(誠は幸福の基です)

そうですよね。そうありたい。でも、人間だもの。
できれば、変装して、もう一回引き直したかった。「神様に呼ばれた」なんて思っちゃって。勘違いだったのか。
一気にハードルを上げることになってしまった。

この大御心を身につけて、時々見かえしていれば、少しは「誠の心」に近づけるのならいいけれど、そんな簡単なことではないな。どうしたらいいのか、全く想像もつかない。とりあえず、ヨガをすることくらいしか。

「早いところ次の大御心を。」などど考えているあたり「誠の心」からは程遠いな。
精進しよう。