意図するものと、そうでないもの(後編) | SHANTI YOGA KITAMIのヨガクラス
前回の投稿で、「ヨガはポーズだけではない」と書いておいてなんですが。もうかれこれ7年近くヨガを続けてくれている私の妹は、よくこんな本音で話してくれます。
「ポーズが最重要ではないと言っても、どうせやるなら綺麗に決めたいよね」
そうそう。本当にその通り。笑
私も、出会った先生たちから「ポーズだけがヨガじゃない」と繰り返し教わったとき、「えー!どうか『頑張るな、無理するな』なんて言わないでください。もっと綺麗なポーズを目指したいです」と、心の中で反発していました(ごめんなさい)。
それが、長く続けていくうちに、真意が少しずつ変わっていきました。
「こうしてやろう」と強い目標を立てて意図したところへ自分を持っていくことだけではなく、少し手放して、ただそこで起きていることを観察する。その視点が育つことで、ヨガの面白さや内なる静けさ、身体本来のポテンシャルを知っていったのです。
そして巡り巡って、いま私が当時の先生たちと同じように、「ポーズだけじゃない」と伝えているというわけです。とはいえ、妹の「どうせなら綺麗に決めたい」という気持ちも、よくわかります。
ポーズを深めたい。身体の可能性を広げたい。もっとできるようになりたい。そういう気持ちも、ヨガを続けていく大切な動機のひとつだと思います。
意図することもできるし、意図を手放して、ただ観察することもできる。強くすることも、緩めることもできる。その日の身体に合わせて、どこまでやるのかを選ぶこともできる。
大切なのは、どちらか一方を正解にすることではなく、自分で選択して決めていくことなのかもしれません。身体から返ってくるものにも耳を澄ませながら、その日の自分に合うところを探していく。
私がクラスで大切にしたいのは、そんなヨガです。だから、「あれやれ、これやれ、と言わないヨガ」という生徒さんの言葉を聞いて、受けとめてくれていたんだな、と嬉しく思いました。
身体を動かすことを通して、自分の身体と心に意識を戻し、その日の自分を観ながら、少しずつ自分に合う動きを探していく。そんな時間をこれからも過ごせたら嬉しいですし、私もヨガの練習生の一人として、生徒さんに刺激と癒しをもらいながら、共に切磋琢磨できたらいいなと思います。
(おしまい)