日本アーユルヴェーダ学会第48回研究総会プレイベントに参加しました
皆さんは、10月の3連休、どのようにお過ごしでしたか?
私は、「日本アーユルヴェーダ学会第48回研究総会のプレイベント」に参加してきました。
テーマは「自律神経の調整/更年期症状へのアプローチ」。アーユルヴェーダとヨガを組み合わせ、自律神経と更年期をどう考えるのかを、講演と実技を通して学ぶ1DAYプログラムでした。
今回は新しいものを取り入れるというより、すでに学んできたことに新しい解釈や言葉をもらい、自分の中にあるものの大切さに気づく貴重な時間になりました。
印象に残ったことは三つあります。
一つ目は、ヨガを通して自律神経に自分から働きかけること。
ヨガでは、本来オートマティックに働く自律神経に、呼吸と動き、瞑想を通して自分から働きかけていきます。無意識に任せていた反応を、意識的に整えていくことで、自律神経の乱れや更年期の症状にアプローチするという考え方です。
私は、ヨガの自主練中に脈拍を何度か測ったことがあります。
安静時は65-70回/分程度で、ヨガの動きの最中はだいたい85回/分、後半にある私にとって一番負荷の高いポーズでは120回/分、最後の10分間の休息では3分経過以降は58回/分でした。結構大きく変動していますよね。
人それぞれに無理のない範囲に合わせながら、決まった動きと呼吸、休憩をすることで、結果として交感神経と副交感神経を調整していることになります。
動いたからこそ、リラックスできる。どちらも大切だということがわかります。
(アシュタンガヨガは交感神経を上げるヨガだという話をよく聞きますし、一時はそう思っていましたが、その時は向き合い方が挑戦的すぎたのと、単純に十分休んでいないせいでした。笑)
こうした脈拍の変化を知ってからは、ポーズの形を整えることにあまりこだわりがなくなり、呼吸と流れ、集中をより大切にするようになりました。意図的に自律神経にアプローチできる機会を、頭で考えすぎて邪魔したくないからです。目には見えないものですが、脈拍を通じて、なんとなく感じていたことでした。だから、先生のお話にも、経験から納得できました。
二つ目は、アーユルヴェーダには「自律神経」という概念がなく、症状をサインとして読むこと。
自律神経をアーユルヴェーダの視点で丁寧に読み解く内容がとても興味深かったです。
症状を「抑えるもの」としてではなく、体からのサインとして読み、乱れの原因やそこに至った経緯を見ていく。この視点は、日頃アーユルヴェーダを学ぶ中で触れている基本姿勢と重なります。
たとえば、交感神経が活性化すると悪いのかといえば、そうではなく、体は何かに反応してバランスを取ろうとしていて、それが必要だから起こっていると解釈します。だから、ただ収めればいいわけではなく、物質や症状だけを見るのでもありません。何が乱れて起こっているのかを見ていくことが大事だと教わりました。
更年期症状の見立てでも、症例に対する見解として、この視点が出てきました。幼少期の様子や性格から仮説を立て、今の症状や季節などに合わせて、内側から取り入れられるもの、控えると良いものなどを考えていきます。プラクリティ(生まれ持った体質)とヴィクリティ(現在の状態)をはじめ、多角的に見ていく必要があることを学びました。
三つ目は、オイルを使った新しいセルフケア法や期待される効能を知ったこと。
今まで学んできたオイルを使ったセルフケアの他に、朝に行える簡単な方法や期待されること、注意点も学ぶことができました。
目にみえる効果の他に、セサミオイルの抗酸化作用や浄化作用についてのお話もあり、オイルケアの継続がより楽しみになりました。
これからはヴァータ(風のエネルギー)が増加しやすい冬の時期を迎えます。秋は一般的にピッタ(熱のエネルギー)が増えやすいと言われますが、北見は寒暖差が激しすぎるので、ヴァータも乱れやすくなります。
ヴァータを鎮めるセサミオイルのケアは、寒冷地に住む人の強い味方になってくれるルーティーンの1つです。
参加者同士でオイルケアを体験する時間もあり、思いがけずスタッフの皆さんの準備の様子も拝見できて、勉強になりました。複数人で準備されていたので、自分ひとりでやるとなると、結構綿密な計画が必要だということにも気づけました。
さて、一連の学びを通して、
あれこれと情報を掴みに行こうとするよりも、すでに自分が持っているものを一旦整理して、価値を捉え直し、周りの人たちに感謝しながら、これからも日々を穏やかに楽しく生きていけたらいいなと思っています。
ヨガやアーユルヴェーダを生活に取り入れるようになってから、一生できないだろうと思っていた「自分はすでに幸せな存在であり、あるものに感謝する生き方」はかなり馴染んできました。それでも、周りとのスピードの違いを感じたり、停滞しているように思えたりすることはあります。けれど、それも今までの自分があってこその今です。
自分らしい選択をしながら、今後もできることを重ねていこうと思います。
【お知らせ】10月25日(日)の講座
10月25日の講座では、オイルを使った簡単なセルフケア方法を中心にお伝えします。
日本文化でオイルを使ったケアはあまり馴染みがないかもしれませんが、材料をスーパーで用意できて、気軽にできることばかりですので、ぜひ体験していただきたいです。
日時:10月25日(日)15:30〜17:30
場所:北見市東地区公民館 第3研修室
内容:オイルを使ったセルフケア/秋冬の過ごし方(食・運動・睡眠など)
