自主性を育むヨガ

ヨガ

アシュタンガヨガクラスに通ってくれている生徒さんが、先日のブログを読んで「なるべく気分に左右されないでマットに立つ」を実践していると話してくれました。

いつでもどんな気分の時も、一人で継続することがどれだけ大変なことか。何度も挫折し続けてきた私にはとてもよくわかるので、試そうと思ってくれたことに感動したのでした。

生徒さんがその話をしてくれたのはヨガクラスの後なのですが、聞いたときに「やはり、そうだったか」と思いました。振り返ってみると、クラスで「おや!?」と思う瞬間がたくさんあったのです。

いつも会場の左側にマットを置いてスタンバイする生徒さん。なぜかというと、アシュタンガヨガのスタンティングアーサナ(立位のポーズ)は右向きからスタートするので、左側にいると右側の人の動きを見ながら進められるからです。順番がわからなくなると一番右端にいて順番がバッチリ頭に入っている生徒さんを眺めながら進めていくと安心なのです。

ところが、この日は、ほとんど周りを見ずに黙々とヨガをしていました。
「あれ?なんかいつもと違う」と感じて、その後も観察して行くと、鬼門となっていたアーサナに差し掛かった時、新たな感覚をつかんでいるのを感じました。その様子をみて「あ、家でヨガを続けていたんじゃないかな」と。

終わった後の表情もなんだかいつもと違ったので、声をかけてみると「実は…」という話になりました。
何というか、ちょっと親の手を離れた子を見るような感覚でしょうか。違いますかね。笑
「アシュタンガヨガ」に限らず、「やさしいヨガ」に通ってくださっている方も、自主的に取り組み、ヨガの効果を感じ、続けてくれている方がいるのはとても嬉しいことです。

継続は裏切らないですね。取り組み方を間違えずにコツコツ続けていると、しっかり表に現れてくるもの。
1年間、生徒さんの変化を見て学んでいます。皆さん、よく話しているとおり、やはり最低でも週1回は続けないとあまりヨガの効果が感じられていないのが実際のところです。
ヨガに何を求めるかにもよりますが、積み重ねがない中では毎回辛い筋肉痛だけがやってくる「苦行=ヨガ」になってしまいます。

とはいえ、ヨガクラスに定期的に通えない方もいらっしゃると思うので、ご自身のペースでご自宅で続けてみてくださいね。できる範囲で生活の一部に組み込んでみることをお勧めします。まずは5分から。

生徒さんたちの言葉から多くの刺激を受けています。私も頑張ります。