マニアックな研究生

学校, 日記

3月以来ぶりの休日でした。
ヨガ以外の日は、小学校講師の仕事をしているので、何も予定がない1日というのは本当に久しぶりです。

「さて、何をしようか」
数日前からワクワクと考えていて「美容室に行こうかな」「服を買おうかな」など最近できていないオシャレな過ごし方をしようと計画していたものの、それらは平日の混んでいない時間に短時間で済ませようと思い直し、結局選んだのは「学校へ行く」でした。

教師を辞めた時は、学校へはもう戻らないし、一度辞めたら中途半端に戻れないと思っていました。でも、ヨガと両立できる環境を与えていただき、同僚の先生方にも恵まれ、毎日とても充実しています。

本業と副業、仕事と余暇の区別があるようでないです。なんでも白黒つけなくてもいいのだなと。
どちらも好きなことで、どちらも大切なことだから、今は2つで1つの私。
同僚の方からは、「唯一無二の存在」という言葉をいただきました。
自分が選んだことに納得した形で全時間を使えるのは、とても幸せで、ありがたいことだなと思います。

学校では、主に小学4・5年生の理科を担当しているので、植物やメダカの様子が気がかりで見に行きました。
最近、飼育しているメダカたちの体調が思わしくなく、良い環境を整えるために何かできないかなと。
メダカにもやはり天然なものを与えると、生き生きするのだそう。

学校へ向かう途中、まずは家から5分ほど先にある池で、ミジンコや植物性プランクトンを捕獲。(施設の方から承諾いただきました。知りたい方、教えます。誰も知りたくないと思うけれど)
ググってみると、ミジンコの餌があると書いてあったのでホームセンターで店員さんに聞いたら「そんなマニアックなものはありません」と言われてしまいました。

確かに。
休日にミジンコハウスを作ろうとしているのは、間違いなく私だけでしょうから、言われても仕方ありません。今はググったり、YouTubeを見れば簡単にわかるので助かります。理科は専門外でむしろ苦手な教科でしたし、理科専科の先生はどの学校にもいることが多いので、教える機会がありませんでした。退職後に理科を教える機会が続き、初めて楽しさを知りました。

実験は、ヨガや人生に似ているなと。ヨガは自ら好きになり、理科は与えられて好きになりました。
どちらも同じくらい、好奇心を掻き立てられます。

子供達も理科への興味・関心が高く、教科書に載っていない内容にまで至ることもしばしばです。教科書の実験方法に異を唱える子もいるんです。与えられたことだけを学ぶのではつまらないので、できる限り子供達の疑問や閃きに応える時間を持ちたいと思っています。

好奇心に勝るものなし。私の場合は、学校の校長先生が理科専攻の先生で、色々とアドバイスをいただいているうちに、ミジンコハウスを作るまでになってしてまいました。学ぶ環境は大きいです。

夫からは最近、「研究者みたい」「さかなクンになったりして」と言われています。
マニアックな研究者。いや研究生。
思わず白衣とメダカの被り物とググってしまいました。被り物はギョざいませんでしたが。

子供達にも我が子にも、好きなことはとことん探究してもらいたいな。
こちら側は、その時間をなるべく保証できたらなと思います。