【脚の付け根はどこにある?】
今日は、この本を久しぶりに読みました。
野見山文宏さんの「感じてわかる!セラピストのための解剖生理」です。
難解そうな本だど思われるかもしれませんが、イラスト付きで全て易しい言葉で書いてあるので、解剖学を全く知らない人が読んでも理解しやすい良本です。ヨガをしている方には特にオススメ。
初めてこの本を読んだ時、体の見方やイメージがガラリと変わりました。書いてあることをただ想像して動くだけで、アーサナ(ポーズ)がしやすくなるのです。
体が最も劇的に変化したのは、「脚の付け根はどこにあるか?」をイメージできるようになってからです。
「脚の付け根は?」と聞かれたら、何と答えますか?
多くの方は『股関節(鼠蹊部)』や『腰』のあたりを指すんじゃないかと思うのですが、
正解は、【肘の位置】だというのです。
「えー!」となりましたか?
それとも、もうご存知でしたか?
モデルさんは、確かに脚の付け根が高い位置にある感じで歩いていますね。
なぜ、肘の位置が付け根になるのかと言うと、脚を動かす筋肉(大腰筋)が肘の位置(胸椎の下)からスタートしてお尻を通って脚の骨へ繋がっているからなのです。
股関節が脚の付け根だと思っていると背面は、最大限に筋肉を使いきれていないことになります。
短い短いと気にしていた私の脚。本当はもっともっと長かったのですね。
しばらくの間、長く使ってあげていなくて、後屈がしにくくなっていたことに気づきました。
意識して今日のヨガをしてみたら、心地よく伸びました。
前屈の場合は、股関節を付け根として体を前へ曲げていくことになりますが、バックベンド(ブリッジ)の場合は、背中まで足があるつもりで後屈すると、私の場合は気持ちよく伸びることができます。後屈は色んなアプローチ方法があるので(先生によって結構違う気がします)、どれが正解とは言いきれませんが、脚の付け根の位置を一度意識してみてください。良い変化が感じられるかもしれません。腰痛も防げます。
ちなみに、腕の付け根は…
【鎖骨】!です。
鎖骨から腕を動かしてみると、大きく肩や腕が回って肩こり解消になります。
「腕の付け根」「脚の付け根」
まずは、どちらか1つ意識してみてください。