肘の過伸展を防ぐ
私は、何年もウルドゥヴァ・ダヌラアーサナ(アップドッグ)で肘を過伸展させていた(逆に曲がり過ぎていた)。それが原因で、肘と手首が痛くなることがあった。
この写真を撮った時も、上半身を反らせようという気持ちが強すぎて、肘を思いきり過伸展させている。
それを防ぐ方法として、肘を外側へ回すようアドバイスを受けたことがあるが、私の場合は、シンプルに「肘を伸ばさずに少し曲げておくこと」を意識してから、自然と肘が外に回るようになり、関節が痛むことはなくなった。
生徒さんの中にも同じように、関節が柔らかくて、肘や膝が伸びすぎてしまう方がいるので気をつけてみている。過伸展された状態では、実は筋肉がうまく使えていないので、正しい使い方を知ると、途端に筋肉がプルプルしてくる。
ヨガをしなければ過伸展なんて気にもしないと思う。ヨガの中には関節の使い方に注意が必要なポーズも出てくるので、負担をかけない方法で進めていきたい。
ちなみに、私はこの写真のポーズで首も反らせすぎていたため、負担がかかっていて、6月に東京へ行った際、先生に指摘された。負担を減らすためには、首を後ろに反らせるよりも、まず顔を正面に向けて、その状態から胸を開く練習を繰り返しするようにとのアドバイスを頂いた。それを試すようになってから、首が痛まなくなった。
アシュタンガヨガでは、何度も何度も出てくるアップドッグなので、正しい身体の使い方を知ることが大切。もっと勉強して、安全な指導と練習を心がけていきたい。