自分の身体と向き合う

ヨガ

他の人がそれほど苦なくできるアーサナが、なぜ自分にはできないのか?努力や忍耐力が足りないから?練習方法が悪い?それとも筋力がない?手脚が短い???

できるようになりたい気持ちが強いと、つい足りないものばかり探して「人はどうやっているのだろうか?」とテクニックに走ってみたり、強引に力技で乗り切ろうとしたりしがち。でも、まずは、今の自分の身体を正しく知ることが大切。わかっているつもりではいたが、できていなかったようだ。

私は頸椎と腰椎の湾曲が少なくて直線的なため、苦手なアーサナがある。今までに指摘されたことがあるから、無理なく練習をするよう気をつけていたし、自分ではできていると思っていた。けれど、それでもまだパワーで何とかしようとしているらしいのだ。東京で指導を受けるまで、快適にアーサナができていると思い込んでいた。

「できないということは、そのアーサナからたくさんのギフトをもらえるということだね。」と。

苦手なことを見ないようすることもできるが、向き合った先に「ギフトがある」と捉えることができたなら…やってみようかなという気持ちになる。

今日のヨガ練習は、自分の身体を丁寧に理解するように行った。途中で犬のコロくんがちょいちょい邪魔してきても、とても充実していて、ここ最近の宅練の中で一番深まった。いつもと同じアーサナをしているのに全く違う感覚。自分に優しいヨガができた。
完成された美しいアーサナを目指してしまいがちだけれど、身体と向き合いながら快適で心地よい自分のヨガができる人になりたいと思う。