苦手なアーサナ

ヨガ

ずっと苦手意識のあった「プラサリタ・パドッタナアーサナC」
脚を広げて立ち、両手を後ろで組み、前屈しながら手のひらを上に向けた状態で床に近づけていくポーズ。

長い間、肩の関節が固いから他のアーサナより苦しく感じるのだと思っていた。ポーズをとっている姿を想像するだけで、「イタタタ」と力が入ってしまうほど好きではなかった。けれど、先日、快適にできる少しの工夫を、自分がただ知らなかっただけなのだとわかった。それからは、楽に床へ手を近づけられるようになり、一瞬で心地の良いアーサナに変わった。

「これ以上は無理かな?」という思い込みが、知ろうとすることをストップさせてしまっていた。「なぜ、できないのか?」を自分のせいにして済まそうと、無意識にしてしまうことがある。ヨガは、自分のマインドをほぐしてくれる。「なんだ、そんなことだったんだ!」という発見が、きっとまだまだあるはずだ。知ることは、楽しい。

ヨガに限らず、「努力が足りない」「〇〇だから」と思って諦めていることの中に、実は、自分のせいではなく、ただ見方や取り組み方が原因だったりすることは多々ある。苦手さは、自分の心が生み出していることを理解して、うまくいかない時ほど、俯瞰して見たり、他の人から学ぶ姿勢を持ったりして、客観的にみる技を身につけていけたらいいな。