初夏の自然探索ツアー

日記

ここ数日、初夏と通り越して真夏のなような暑さが続いていたが、今日は少し涼しく感じた。と言っても、25℃を超えていたように思う。

母に、「きゅうりの苗を買ってきて」と頼まれていたので実家へ持っていった。昼食を一緒に食べた後、「山菜を探しに行きたい」と母に提案した。すると、母は「ウドとワラビ、フキならまだあるかなぁ」とニコニコしてすぐに出かける準備をしはじめた。

「ご飯を食べたばかりだし、のんびりしたいなぁ」が私の本音だった。でも、長靴や帽子を用意して子どものようにワクワクして待つ母がいる。

「よし、出かけようか。」前回、一緒に行った山菜採りがよほど楽しかったらしい。

うちの畑にあるウド。「お父さんがたくさん植えたんだよね。毎年食べきれないよ。」と母は笑って採りはじめた。

実家の周りには、父が残した果樹や山菜がたくさんある。父は亡くなった後も、毎年私たちに楽しみを与えてくれる。思い出させてもくれる。本当にかっこいい人だなと思う。

ただ、私がこんな風に感慨にふけっている隙に、母は、馬に食わすほど山菜を採ってしまう。前回、大量の山菜を洗って調理しなければならず、えらい目にあった。しっかり見張っていないと。

自然の中にいると、子どもに戻ったような気分になる。私だけでなく母もそうみたいだ。

自然探索が子どもの頃の日常だった。当時は、あたりまえにあるものだから何とも思わなかったけれど、今は、シンプルなことほど、とても贅沢だなと感じる。母にとっては、今も日常だから贅沢でもなんでもないらしいが、自然探索を例年にないほど楽しんでいるのは間違いない。

次回は、どこへ行こうか。