私がアシュタンガヨガに出会ったときのこと

ヨガ

私がアシュタンガヨガに出会ったときのこと

先日、初めてアシュタンガヨガを体験してくださった方から、「ヨガのイメージが変わりました」というご感想をいただきました。
ヨガは、1つのポーズをゆっくりじっくり味わうものという印象を持たれていたようです。
「まさか常に動き続けるなんて…」と、とても驚かれていましたが、気に入ってくださっていました。

私もアシュタンガヨガを初めて習ったとき、同じような感想を持ちました。
ポーズの順番がすべて決まっているうえに、動き続けて、呼吸も意識して、視線を向ける場所まで決まっていて…。
やることが多すぎて、「全然できない」と感じたのを覚えています。

ですが、ポーズが進むにつれて思考は静かになり、
だんだんと、他の運動後のスッキリ感とは違う、深い解放感を感じました。

そして最後には、マットの上で仰向けになりながら、
子どもの頃に干し草の上で寝転び、空を流れる雲をぼーっと眺めていた自分を思い出しました。
頭も心もリラックスした感覚って、いつまでも覚えているものなのですね。
毎日、自然と一体になって走り回って遊んでいた、あの頃の感覚がふっとよみがえってきました。
そして、今でもこんなに寛げるんだと知ったのです。

動きは辛いし難しいのだけれど、
そのおかげで、頭の中や外の世界にばかり向いていた意識が、一番近くで呼吸をしている“自分”へと向けられ、リラックスできたんだと、今ならわかります。
ただ、吸って吐いているだけで、自分をこんなにも楽にできるなんて——。
「今まで誰も教えてくれなかった!!!」と、あのとき本気で思いました。


ヨガは、バランスを取り戻す時間

社会の中で生きる以上、いつもハイジでいられるわけではありませんし、
評価や結果が必要な場面もたくさんあります。
それは、自分や誰かのためにも大切なこと。
でも、それだけじゃない時間も、ちゃんと持ちたいと思いました。

今の私は、ちょっと外の世界を気にしなさすぎているのが気になっていますが、
それでも、バランスのとれた“自分らしい”生き方を見つけていけたらと思っています。

もし、自分の思考パターンから少し距離を置きたい方がいたら、ヨガは本当におすすめです。
「ヨガ=宗教」と言われることも、かつてはありましたし、
今でもそう思う方が、私の年代には特に多いかもしれません。

でも、怪しいのはヨガそのものではなく、ヨガや瞑想を扱った“人”や“組織”だっただけ。
今では、ヨガの効果は科学的にも証明されてきています。

もし少しでも気になったら、お気軽に体験してみてくださいね。
お待ちしています。

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