アシュタンガヨガの呼吸【フリーブリージング】

ヨガ

しかし、数年前から、ウジャイ呼吸だというのは間違いで、正しくは【フリーブリージング】であると、アシュタンガヨガの正式指導者の先生方から伝えられるようになりました。

過去に誤って伝わってしまっていたそうなのです。理由は、アシュタンガヨガの呼吸が、喉の奥で音を発生させて呼吸する【ウジャイプラナヤーマ】の音に似ていたからだとのことでした。
ウジャイプラナヤーマとは(ヨガジャーナルオンラインより)

先日の有哉先生のワークショップでも、呼吸について話題になっていました。
ウジャイ呼吸ではないことと、【フリーブリージング】は、そのまま訳すと普段の自然な呼吸で良いのかと思いがちですが、そうではなく、積極的に音を出していくようにと有哉先生は促していました。初心者は、特にだそうです。

音を大きく出そうとすると、発汗すると共に、深く長い呼吸になっていくのを感じます。そして、理解しがたいバンダの存在を少し意識できるようになります。
バンダとは?(ヨガジャーナルオンラインより)


フリーブリージングと伝えられるようになってから、楽に呼吸をするようになって疲れにくくはなりましたが、終わった後の身体の爽快感は以前の方があったと思います。経験を積んだから疲れにくくなったのではなく、呼吸を変えたせいかもしれません。

今週のヨガクラスで生徒さんに呼吸の話をしたところ、勤勉な皆さんはすぐにいつも以上に大きな呼吸音を出していました。結果的に大量の汗をかき、終わってもしばらくマットに座ったまま動けないでいる人がいましたが(笑)、どう感じたかを聞くと、「後半の呼吸が深まっていくのを感じました」「疲れたけれど、良い練習ができました」と話していました。

呼吸を変えると、いつもとは全く違う感覚を味わえたようです。

冬のセルフプラクティスでは、夏の2倍は大きな音を出して呼吸するようにしていますが、それでも体が温まらない時が多いので、もう少し強めにしてみても良いのかもしれないと思いました。

生徒さんの呼吸音を聞いて、以前の私はもっと呼吸にこだわって丁寧に取り組んでいたなあと思い出しました。
明日からは、さらに深く長い呼吸で動いて、身体の変化を味わってみます。