「あたりまえ」は「あたりまえじゃない」

ヨガ

クラスやイベントを開くと、事前にご予約をいただいていても、「今日は来てくれるかな?」と毎回少しドキドキするのですが、皆さんがヨガをした後に笑顔で帰ってくださるのを見るとホッとするのと同時に、「来てくれることは、あたりまえではないんだな」と感謝の気持ちがこみ上げてきます。

通常のヨガクラスの他に、ママと赤ちゃんのグループレッスン、網走グループレッスン、プライベートレッスン、ヨガイベントなど、お会いする回数を重ねるごとに、その想いが強くなっていきます。

言葉にすると、何だか偽善者のように思えてくるので恥ずかしくなりますが、仮に私が偽善者だったとして、その分を差し引いたとしても、やはり有り余る感謝の気持ちを持たずにはいられません。

以前は、「ヨガをどうやってわかりやすく伝えるか」や「自分が研鑽を積まなければ」というところに強く意識が向いていましたが、それはもちろん大事だけれど、これからはもっと、ヨガをツールとして「来てくれる方に何ができるか」「どうやったらその方のためになるか」を自分の固定概念、一般常識にとらわれず、もっともっと繊細に色んなフィルターにかけて、デザインできたらいいなと。まだ漠然としているけれど、ヨガを通してできることを、もっと柔軟に自由に試行錯誤していきたいと思っています。

目の前のことを当たり前と思わず、感謝の気持ちを持って、急がず、焦らず、楽しみながら、笑顔につながることができればいいなと思っています。

これこそヨガ。「10年初心者」とは本当ですね。私はようやくスタートライン立ったのかもしれません。