マインドフルネスとヨガ哲学に基づく瞑想|「もっともっと」のバグに気づく

マインドフルネス, 瞑想

マインドフルネスとヨガ哲学に基づく瞑想|「もっともっと」のバグに気づく

マインドフルネス瞑想講座の3回目を受講しました。

講師のユキオ先生は、元エンジニアだったそうで、マインドフルネスとヨガ哲学に基づく瞑想の違いを、パソコンのシステムに例えて説明してくださいました。

パソコンには詳しくない私ですが、とても面白い例えだったので、学んだことを自分なりに言葉にしてみました。


マインドフルネスとヨガの違いをパソコンで例えると…

マインドフルネス=ハードウェア(パソコン本体や部品|人の体や脳、心)を整える。動作を軽くし、スムーズに動かせるようにする
ヨガに基づく瞑想=ソフトウェア(OS|バグや思い込みを取り除いた本来の自分)を知り、誤作動の原因を見つけて修正。本来の動きに戻す

自分なりの解釈を付け加えて表しているので、先生の伝えたことと違う部分が含まれているかもしれませんが、大枠は変わらないと思います。

パソコンがスムーズに動くには、まずハードウェア(本体)が整っていなければならない
でも、それだけでは不十分で、OSそのものにバグがあると、どんなに本体を整えても、間違った指示を出し続けてしまう

どちらが優れているとか、どちらの方が効果があるとかの話ではなく、目的もアプローチも異なり、どちらも大切だからこそ両方実践するのが良いと先生は話されていました。
それを聞いて、私自身も深く納得しました。



「もっともっとしなければならない」というバグ

この話を聞いて、私は自分のことに置き換えて考えてみました。

「私にはどんなバグ(思い込みや囚われ)があるのだろう?」

例えば、パソコンの誤作動のように、本来の自分が持っていないはずの『「〜しなければならない」という強迫観念や焦り』が、OSの中で自動的に動き続けているのかもしれない…

一番に思いついたのは、「もっともっとしなければならない」というバグでした。

  • もっとできるようになってから
  • まだまだ足りない
  • あの人のようになりたい

そんなプログラムがずっと動いていると、どれだけ頑張っても、どれだけ学んでも、満たされることはないと気づきました。

ヨガや瞑想、マインドフルネスを続けることで、少しずつそのことに気づき、今の生き方へと変化してきたとも言えます。
でも、それに気づいて理解していないと、いつでも自分に警告を出し続けるOSのような生き方になってしまいます。


マインドフルネスで気づいたこと

私がマインドフルネス(今に意識を向け、気づき、そのままを受け入れる)を実践してみて、まず最初に思ったことは、

私は、常に過去や未来ばかりに意識が向いていて、「今」を生きていなかった。

  • 過去の経験から「これくらいできていて当然」
  • 未来の目標や不安のために「できることを増やさなければならない」

そんな思考のループにはまり、目の前の瞬間を感じ、生きることを忘れていました。


ハードウェアを整え、OSを正しく見る

マインドフルネスとは、今この瞬間に意識を向ける技術。
ヨガ哲学に基づく瞑想は、すでに完全な本来の自分に気づき、理解するプロセス。

どちらも実践しながら、ただ静かに、本来の自分をクリアに見る時間を大切にしていきたいと思います。

マインドフルネスや瞑想を今まで体験したことがない方が実践するとしたら、まずは、短時間からでも日常生活の中で目の前のことになるべく注意を向け、味わうことから始めるのがおすすめです。
例えば、食べることに全集中することとかででしょうか。テレビやスマホを一旦オフして、まず1食や1品目から味や食感、体の感覚までを味わってみる。
もしかすると、外や思考に意識が向いている時とは違う気づきがあるかもしれません。

私も、毎日できて、簡単で、小さな一歩から積み重ねながら、体と心をクリアにしていきたいです。

明日から、8月まで朝の瞑想講座を受講します。自分なりに瞑想を継続してはいましたが、定期的に学び、実践するのは初めてです。
気づきをまた報告させていただきますね。


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