2025年4月より対面クラスを再開します。詳細につきましては、決まり次第お知らせいたします。

白湯の作り方 | アーユルヴェーダを生活に

アーユルヴェーダ

クリスマスや年末年始では、「せっかくだし、イベントや文化に歩み寄ろう!」という気持ちはあるものの、今年も白湯をすするいつも通りのシンプルな生活を送ってしまいました。

ところで「白湯」はどう作るのが正解なのでしょうか?

アーユルヴェーダ的には、「温かいものを飲みなさい」だけなのだそうです。先月から受講しているアーユルヴェーダ講座で教わった「白湯の作り方と飲み方」は、「自分が欲する温度で、ちょびちょび飲む」というとてもシンプルなもの。先生がインドの大学で学ばれた時の書物には、温度や煮沸時間など作り方については一言も書かれていなかったそうです。

ポイントは「自分が欲する温度」という部分。季節の変化や体の声に耳を傾け、「こうすべき」にとらわれず、自分と対話することを重視している点が、ヨガと通じると感じました。「アーユルヴェーダって、いいな」と感じた考え方です。

「白湯が良い」という情報が伝わる中で、いつの間にか「〜しなければならない」が増えたのかもしれません。あたかも理由づけされていると、それらが本当のように思えてしまいます。私が、伝統的で純度の高い教えに惹かれる理由は、誰かに後付けされていないシンプルさにあるのだと思います。武道やアシュタンガヨガも、基本・型を知って反復し、継続しながら自分に馴染ませるーーー。自分との対話を大事にしているところが好きです。アーユルヴェーダも私が継続して興味を持ち、長く学び続けていくものの1つとなる予感がしています。

実は、講座で白湯の話が出ると予想して、事前に準備しようと思っていました。素敵な鉄瓶を用意して、蓋を開けて10〜15分沸騰させ、50〜60℃に冷まして飲む。知人やメディアで紹介されていた方法を参考に、「大変そうだけど挑戦しよう」と思っていたのです。

ですが、講座で「シンプルで良い」と聞き、ホッとしました。手間をかけすぎると続かなくなるので、今は電気ポットのお湯をカップに注いだり、外出時は熱めのお湯をマグに入れたりして、水分補給だけでなく体を温めるために飲んでいます。寒い時期には特におすすめです。続けるうちに、胃腸の調子が整い、足先までじんわり温まるのを感じます。

体を健康に導き、自分を縛るものから解放してくれる。ヨガと同様に、アーユルヴェーダも優しく生活に取り入れていけたらと思います。次回の講座も楽しみです。