流氷
カメラを持っている私を見て、観光客だと思ったのか「2、3日前に一度岸から離れたのだけれど、また戻って来てラッキーだったね」「クリオネは、もっと氷がたくさん接岸しないととれないんだよ」「昔は、背丈よりも高い氷がたくさん来ていたんだよ」など、流氷情報をたくさん教えてくださいました。
あまりにも親切なので、私が実は網走で高校時代を過ごし、この海岸線沿いが通学路だったなんて、とても言えない感じになってしまいました。
しばらくして「どこから来たの?」とやはり聞かれてしまい、ガッカリさせるかなと思いながらも正直に話すと、「地元だからこそ結構知らないもんだよな」と「流氷鳴り」がする場所を案内してくださったり、「波がないように見えてあるから、誰かが流される」と先日、無事に戻られた方の話を教えてくださったり。なんておもてなし上手なんでしょう。観光客の対応に慣れていらっしゃるようでした。
今年は新型コロナウイルスの影響で、団体客は激減だそうです。今回は、人混みを避けたため、車外に出て数分流氷を見て過ごしただけでしたが、地元の方とお話できたおかげで、観光気分を十分味わい、満喫できました。